知識の倉庫の整理 分館

このブログは『知識の倉庫の整理』で投稿された記事の一部を投稿していくサブブログです。『知識の倉庫の整理』では経理やVBA、中小企業診断士、自分の考え等に関する記事を更新しています。 https://www.chishikinosoukonoseiri.com

就職活動するのであれば若くて新しい企業が良い理由

前々回、前回は以下のような過去記事を書いてきました。ここまでは、自分が経験してきた会社の中で感じた「大企業の弊害」みたいなものを書いてきました。 前々回 就職活動の基準に企業の財務構造や一部上場かを見ても意味がない理由 – 知識の倉庫の整理 前…

目標管理制度(MBO)での努力も結局は「店長の気分次第」で昇進が決まってしまう

前回は以下のような過去記事を書きました。 就職活動の基準に企業の財務構造や一部上場かを見ても意味がない理由 – 知識の倉庫の整理 世間の一般的なイメージでは「大企業というのは安定している」というものがあります。ですが、「大企業である」ということ…

就職活動の基準に企業の財務構造や一部上場かを見ても意味がない理由

なぜなら「その企業に長くいられる」かどうかなんて「わからない」からです。最初に結論を書いてしまいました。 これは他の人あてはまるかどうかはわかりませんが、少なくとも自分は「こうだな」と感じたことです。 昨今は、経営環境の厳しさによって大企業…

子会社をつくったり他企業を買収するメリットの一つは配当金収入が得られるから

企業活動というのは、良い製品をつくって、それを顧客に販売するといった営業活動だけではありません。子会社をつくったり、他企業を買収したりする投資活動もあります。 現在日本には東京証券取引所という所があり、上場している株式会社の株式を売買できる…

簿記1級の(損益会計編)から建設業会計や会計公準など新しい知識や概念が入ってくる

簿記1級となると簿記2級とは違い、新しい仕訳や勘定科目はもちろん、新しい概念も出てくるようになります。 今使っているテキストは滝澤ななみさんの『スッキリわかる日商簿記1級商業簿記・会計学 (1) 損益会計編 』です。 以前も書いたかもしれないのですが…

経理で長く働くことを考える人にとって簿記1級以上の知識は必要

今まで中小企業診断士の勉強をしてきたのですが、2次試験の捉えどころのない問題に対して2回挑戦して、2回とも落ちてしまい挫折してしまったということをこのブログでは書いてきました。 そこで気持ちを切り替えて次の目標として「簿記1級」の勉強をしようと…

派遣社員を目指して就職活動してから派遣先が決まるまでに実際に遭遇したトラブル

最近だいぶ落ち着いてきたので、今日まであったことを少しずつ書いていこうと思います。 少し前までは、飲食業の会社で経理の仕事をしていましたが、契約満了に伴いまして業務を終了し、今日まで少し期間がありました。 この間はいろいろと作業をしていたの…

人工知能は現在、誤差逆伝播法という引き算の思考まで辿りついている

最近は人工知能の発達具合や人工知能が人間のどんな仕事を奪っていくのかということが、よくニュースなどで取り上げられます。 コンピュータの進歩の早さはムーアの法則で進んでいるとか指数関数的に進歩していくといった言葉がありますが、では具体的にどこ…

知価社会への移行は投票民主主義(デモクラシー)から需要民主主義(デマンドクラシー)へ転換していく必要がある

現在多くの先進国では「民主主義」という社会制度を採用しています。民主主義とは簡単に言えば、その国の「国民」が主権を有する支配体制です。 民主主義といった国民が主権を有する支配体制ではデモクラシーといった言葉(democracy)が使われたりもします…

厚生労働省がやっと本気を出してくれたようです━334件のブラック企業リストを公開、今後は毎月公表

厚生労働省がやっと本気を出してくれました。厚生労働省が334件のブラック企業リストを公開しました。今後は毎月公表されるとのことです。以下がそれに関する記事です。 ブラック企業リスト、厚生労働省が334社を公表 今後は毎月更新 厚生労働省は5月10日、…

知識社会は「生産手段」と「労働力」とが一致した社会であり、法人組織から属人組織へと移行していく

今回は以下の過去記事の続きです。 企業の規模が大きくなった原因は蒸気機関と規模の経済にある – 知識の倉庫の整理 過去記事では「なぜ企業はここまで規模が大きくなったのか」について書いたのですが、その概要を簡単に書くと 時代が規模の大きい組織を求…

企業の規模が大きくなった原因は蒸気機関と規模の経済にある

今の時代は「働き方」というのが大きな話題のひとつとなっています。例えば企業で働く時に、働く時間をある程度柔軟に変えられえる「フレックス制度」なんてものも出てくるようになりましたし、1日8時間ではなくてもっと短く3時間とか4時間といった働き方も…

読書は他人の脳と繋がり「みかた」の拡張を可能にする行為である

今回の記事のタイトルの結論を先に言ってしまうと、「読書は他人の脳と繋がり「みかた」の拡張を可能にする行為である」とは、これを自分の言葉で表すと 今までにない新しい視点を持てるようになること 自分と同じ考えの人に出会えること です。 このブログ…

企業の集団凝集性や集団浅慮を解決する方法のひとつは外部の人間を積極的に入れるべき

日本のホワイトカラーの生産性の改善が進んでいないようです。 日本のホワイトカラー、なぜ業務の効率化進まない?-生産性はG7最下位 – Bloomberg 日本の製造業では、生産ラインの自動化やIT技術導入の動きが加速している。労働生産性は過去20年間の平均…

『「逃げる」ことから逃げない』という発想について

多くの人は「逃げる」という言葉に対して否定的でネガティブな捉え方をされるかと思います。 例えば学校の部活でも会社の仕事でも「逃げるな」とか「ここでできないのに他の場所で通用するわけがない」と言われたりした経験は誰でも一度や二度はあるのではな…

人類の歴史は「やさしい情知」による精神面と物財面の世界の移り変わりである

「この発想はなかった」というのが今の時点での感想です。最近は堺屋太一さんの『知価革命―工業社会が終わる 知価社会が始まる』という本を読んでいました。 というのは自分だけではなく、今のような将来がなかなか予想できないような時代であれば、多くの人…

今後のスキル偏重型技術革新で、機械といかに協力できるかが問われてくる

最近は『機械との競争』という本を読んでいました。なるほど、今の世の中の技術はこれほど進んでいたのかと思わされるエピソードが多く記述されています。それと同時に人間が技術の進歩に少しずつついていけなくなっているということもわかってきました。 以…

派遣社員や非正規社員は本当に低賃金労働しかないのか━派遣社員の職種別時給事情

このブログでは、派遣社員について以下のような過去記事を書いています。 IT業界の正社員は本当に不足しているのか – 知識の倉庫の整理 近い時期に働き始めた正社員と派遣社員の賃金は一部では既に逆転している – 知識の倉庫の整理 これらの記事で書いたこと…

読書をしないと虚無感や焦燥感、恐怖感が募っていく

以前から考えていたことがありました。「もし、あの時から本を読んでいなかったら今はどうなっていただろうか」と。というのは、人間一人の人生を今までの世界から別の世界に分岐させるのに非常に重要なものではないかと思うからです。 このことは以前から何…

今後は正社員の定義が見直されてくると思われる

最近は藤原和博さんの『味方をふやす技術』を読んでいたのですが、考えさせられる文章があったので、今回記事にしました。 10年前、まだ自分が社会人になる前の頃の社会人のイメージというのは、「大学を卒業したらみんながなるもの」という非常に漠然とした…

企業が懇親会や飲み会、長時間労働にこだわる背景には機能体組織の共同体化が考えられる

「機能体組織が共同体化していることの現れ」ではないかな、思います。 今の時期は会社の入社式を済ませたところも多いでしょう。それに伴い新入社員同士で飲み会をした所も多いのではないでしょうか。 今回の記事のタイトルは『企業があれほど懇親会や飲み…

戦後の石炭産業の衰退は、環境への過剰適応が原因という見方について

今回は以下の過去記事の続きとなります。 旧日本帝国陸海軍がアメリカに負けた理由は機能体組織が共同体化したからということについて – 知識の倉庫の整理 現在世界では様々なエネルギー源が取引されています。例えば天然ガスとか石油、最近では太陽光発電な…

IT業界の正社員は本当に不足しているのか

以前から今後の日本は人口がどんどん減っていき、それに伴い労働力も減っていくだろうと言われています。そうなると最近特に言われるようになったのが「人手不足」という問題です。 実際多くの企業で人手不足が叫ばれており、外食産業などでは営業時間の短縮…

組織構造のコンティンジェンシー理論と組織を学ぶうえでの知識背景について

今回の記事を書くまでに堺屋太一『組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか』についてここまで以下の3つの記事を書いてきました。 組織の盛衰における共同体組織(ゲマインシャフト)と機能体組織(ゲゼルシャフト)について – 知識の倉庫の整理 豊臣秀吉が朝…

旧日本帝国陸海軍がアメリカに負けた理由は機能体組織が共同体化したからということについて

今回は以下の前回の過去記事の続きです。 豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った理由は組織面から機能体組織を進めすぎたため – 知識の倉庫の整理 前回は堺屋 太一さんの『組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか 』から、日本の戦国時代の織田信長の成長と豊臣秀吉の…

豊臣秀吉が朝鮮出兵を行った理由は組織面から機能体組織を進めすぎたため

今回の記事は以下の前回の過去記事の続きとなります。 組織の盛衰における共同体組織(ゲマインシャフト)と機能体組織(ゲゼルシャフト)について – 知識の倉庫の整理 前回は堺屋太一さんの『組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか』から組織には大きく分…

組織の盛衰における共同体組織(ゲマインシャフト)と機能体組織(ゲゼルシャフト)について

「へー」 思わず唸ってしまいました。最近は堺屋 太一さんの『組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか 』を読んでいました。 本書は1993年の4月に第1版第1刷が発行されており、2017年の現在からは20年以上も前に書かれています。 しかしその内容は現在の社会…

ブログを2年間続けてきたことで、多くの人の多様性や画一性に気づけた

今は2017年の4月です。周りは入学式や入社式、気温も段々と温かくなってきて「春」を感じさせる季節となってきました。 そういった1年の中でも節目となるこの月ですが、このブログも最初の記事を書き始めてからちょうど2年が経ちました。 今の自分の年齢にな…

「今を死んだように生きて、老後に備えてもしょうがねぇだろ」という言葉に対して思うこと

「今を死んだように生きて、老後に備えてもしょうがねぇだろ」 -1年前に書いていたこと- 「自由」を得るために、捨てなきゃいけなかったモノがたくさんあったんだけど、「自由」が当たり前になっちゃうと忘れちゃうんですね。その「自由」を得るために多くの…

人間と機械や人工知能の時間感覚の違いや有限の肉体について思うこと

今回の記事のタイトルは『人間と機械や人工知能の時間感覚の違いや有限の肉体について思うこと』です。 なぜこんな記事のタイトルを思いついたのかというと、『機械との競争』という本にある、以下のとある一文を読んだ時がきっかけです。 p.101 第2章で取り…