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このブログは『知識の倉庫の整理』で投稿された記事の一部を投稿していくサブブログです。『知識の倉庫の整理』では経理やVBA、中小企業診断士、自分の考え等に関する記事を更新しています。 https://www.chishikinosoukonoseiri.com

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

セイバーメトリクスからアスレチックスはどう変わったのか━『ビリー・ビーン 弱者が強者に勝つ思考法』

「ある年、オークランド・アスレチックスがドラフト指名した選手のほとんどは、他球団では『ろくな活躍が期待できない』という評価を下された選手だった。 『まともな選手と契約する金がないのだろう』ビーンは、こうした見方を否定しなかった。実際に高い契…

スーパーのセミセルフレジや大リーグの球審ロボットなど人間の仕事で無人化が進みつつあるようです。

「二極化」とか「機械が人間の仕事を奪う」という言葉が昨今出てきていますが、危険できつい仕事は機械に任せて、人間はもっと人間らしい仕事にシフトしていった方がいいと思います。 人間の仕事が機械に置き換わるのはもっとずっと先のことになるかと思って…

イギリスのコネクト・グループから考えられる日本の小口物流網のアマゾンと新聞社の今後の関係

以前から物流業界では、人手に関してはかなり問題になっていました。最近では、ヤマト運輸がアマゾンからの小口配送の発注に耐え切れなくなってしまっています。 以下の過去記事で宅配用ドローンが、人手不足を解消するかもしれないといったことを書きました…

なぜ企業は合併するのか?その理由やメリットは?

企業というのはなぜ合併するのでしょうか。 例えば、2002年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の合併によって成立したみずほ銀行。2012年に新日本製鐵が住友金属工業を吸収合併して新日鐡住金が成立した事例などがあります。 ちなみに企業の合併とは、…

銀行の手数料と利息の問題点━小口決済市場の多様化で銀行業界は競争が激化している

今回は前回の続きです。前回は以下の過去記事になります。 ITバブル崩壊や銀行合併時の『若手行員が見た銀行内部事情』からわかる銀行員の現実 – 知識の倉庫の整理 前回は「利息」と「手数料」が、銀行が収入を得る方法の中の2つであり、これが他社と差別化…

宅配用ドローンである「Amazon Prime Air」によって物流や配送の人手不足は解消されるのか?

今回は前回の続きで銀行のビジネスモデルについて書こうと思ったのですが、おもしろいニュースを見つけたので急遽変更します。 宅配用ドローン Amazon Prime Air 「Amazon: 宅配用の実用ドローンを公開・完全無人で手荷物の宅配が可能に」通販大手Amazon、宅…

ITバブル崩壊や銀行合併時の『若手行員が見た銀行内部事情』からわかる銀行員の現実

少し前から銀行というものに疑問を持つようになりました。何が疑問かというと、銀行で働く人たちは実際どういう仕事をしているのか?なぜ激務なのか?なぜ銀行という非常に安定していそうな所を辞める人が多いのか?などなどです。 銀行で働く人に対するイメ…

日本企業がキャッチアップ・模倣される理由は新興国の人材養成バンクになっているから

今回は以下の過去記事の続きです。 他社からのキャッチアップや模倣を先発優位性と後発優位性から理解する – 知識の倉庫の整理 前回の記事から韓国や中国、新興国などの国々がなぜ日本企業に早くキャッチアップできるのか、というのを「先発優位性」「後発優…

他社からのキャッチアップや模倣を先発優位性と後発優位性から理解する

なぜ日本は今のような状態で、なぜ価格競争に陥ってしまったのだろうか、なぜブラック企業が増えて社員は長時間労働を強いられるようになっていったのだろうか、と考えることがあります。 価格競争によって何が起こるのか 今回は以下の過去記事の続きといっ…

お金でも土地でもなくこれからの時代に価値あるものとは

結論としては「アイデア」ということになるみたいですね。なぜこのタイトルについて書くかというと、自分の今までの疑問に対して「あぁ、だからなのかぁ・・・」と納得したため取り上げてみたいと思いました。 アイデアこそ価値あるもの このブログで何回か…

クラウドソーシングの使い方のひとつに製薬会社イーライリリー社のInnoCentiveを利用した集合知がある

「こんな解決の仕方があったんだぁ」 最初にこのような方法があるというのを知った時は、まさに「この発想はなかった」という感じでした。 自分の中で今まで理想としていたことが少しずつ現実になっているという感覚があり、今回はそれについて以前から考え…

クラウドファンディングは一人1円からでも自分の応援したい事業に投資できる

以下の過去記事では「クラウドファンディング」というインターネットを通した、新しい資金調達方法があることを書いていきました。 ビジネスや地域活性化活動、環境保全活動等にも利用できるクラウドファンディングという新しい資金調達方法 – 知識の倉庫の…

クラウドソーシングを利用した千葉県成田市の株式会社ソフトプランナーによるデータ移行業務の事例

クラウドソーシングの企業ごとの捉え方 p.22 クラウドソーシングの動きは取るに足りないものと無視する クラウドソーシングの動きを危険なものとみなし、拒否する クラウドソーシングを積極的に活用してみようと考える 『クラウドソーシングの衝撃 雇用流動…

ビジネスや地域活性化活動、環境保全活動等にも利用できるクラウドファンディングという新しい資金調達方法

前回クラウドソーシングについて書いたので、今回はクラウドファンディングについて書いていこうかと思います。 資格試験の途中で見つけたのですが、クラウドファンディングという新しい資金調達方法というものがあることを知り、「世の中にはこんなやり方も…

中小企業白書(2014年版)の矢野経済研究所によるクラウドソーシングを利用した新しい働き方について

少し前から「在宅勤務」とか「SOHO」という言葉を見かけるようになりました。 在宅勤務やSOHOについて 在宅勤務とは、勤務する会社のオフィスで働くのではなく、自宅で働く事とされています。SOHOとは、「 Small Office/Home Office」と言われ、小さな事務所…

自分に軸がなく適切な契約に失敗して、外食産業の地獄から学んだ教訓

人生というのは、多くの人にとって楽な道のりではないでしょう。理不尽なことで叱責を受けたり、他人の失敗の責任を取らされたり、人生というのはなかなか思い通りにはいかないものです。 人生というのは何かと苦しい時が多いものですが、そのような時、目の…

国内市場飽和による企業間競争の激化で価格競争に陥った場合、社員の日々の勤務にどう影響するのか?

ビジネスとか経営について勉強していると、「他社との競争」とか「競争激化」といった言葉を目にすることがあります。これってどういうことなんでしょうか。 どうやら、自社の商品が他社と比べてあまり差がない、似ている、同じような商品の場合に起こるよう…

『クリティカルチェーン』から納期短縮により下請け業者が価格競争を回避して入札を得る方法

プロジェクトという言葉を聞いてどういったイメージが思い浮かべるでしょうか。自分のイメージではIT企業の仕事のやり方の中のひとつというイメージしかなく、具体的にどのようなものなのか、といったことまではわかりません。 プロジェクトとはwikipediaに…

シェール革命から見たプロパントと水圧破砕法による中東との立場の逆転

今回は以下の過去記事と同様な事例を取り上げて生きたいと思います。 市場を独占していたレアアース問題は5フォースモデルにおいて代替品の脅威に曝された – 知識の倉庫の整理 この事例でも思うことがあるのでつらつらと書いていきます。 シェールガス革命 …

『ザ・ゴール』からわかる組織が変化に抵抗する5つのパターン

組織とは、例えば企業の組織では、何か新しい制度を導入しようとか、新しいことをやろう、と言うと何かと抵抗があるものです。 これはいいがあれは変えては駄目だとか、その組織に在籍する人間からはいろいろと理由をけられては結局新しいことを始めようとし…

市場を独占していたレアアース問題は5フォースモデルにおいて代替品の脅威に曝された

以前中国がレアアースの輸出を制限した時がありました。一時レアアースの市場価格が高騰しましたが、日本の企業が代替技術を開発して、レアアースに対する依存度を下げたという出来事です。この問題について自分が考えたことを書いていきます。 レアアース代…

NTT鵜浦博夫社長と安部首相の対談でモバイル端末の料金引下げを政府が促進する理由はIoTが関係

少し前から以下のような記事を見かけるようになりました。 ドコモの携帯料金引き下げ案 ドコモ、安倍首相の携帯料金引き下げ案に前向き – iPhone Mania 安部首相が携帯料金の引き下げを命じたことに対して、NTTが携帯料金を引き下げる検討に入ったことが明ら…

キュレーションとインターネットがもたらす既存メディアの権威の失墜と権力の移行

この世界には「諸行無常」といった言葉があります。その意味は、この世に存在するものは、全て同じ状態のものはなく変わっていく、というものです。それは人間の世界における「権力」がわかりやすい例でしょう。 前回はヨーロッパの領主と農民においてパワー…

米国の未来学者アルビン=トフラーのパワーシフトとは「未来とは本来、支配者たちがその支配を失うこと」である

今回の記事名は「未来とは本来、支配者たちがその支配を失うこと」という名前にしましたが、これは『キュレーション 収集し、選別し、編集し、共有する技術(著スティーブン・ローゼンバウム)』の中にあった一文です。すごく良い言葉だなと思ったので取り上…

主要税目の税収(一般会計分)の推移において少子高齢化が非正規社員の増加の原因のひとつ

ここ最近は、日本の人口の減少による人手不足が問題になっています。そのため正社員など一人当たりの労働時間が延びている、また、それによる疲労や鬱病で会社を辞める人も存在します。 前回は、以下の過去記事からなぜ今まで日本の労働者の平均労働時間が実…

消費税と社会保険料によって非正規増加の圧力が高くなる

ここ数年は消費税が8%から10%への移行について、それを実施するのかそれとも延長するのかといった議論がされ続けています。また、社会保険料の料率も年々増加していっており、会社員として働く人々や企業側も負担が大きくなっています。 そのような中で、…

新しい最先端技術や最新鋭の技術には新しい規則やレギュレーションが必要

なるほどなぁと思ったことがあったので今回取り上げてみました。 「新しい最先端技術や最新鋭の技術には新しい規則やレギュレーションが必要」という考え方です。 以下の過去の記事では新しいテクノロジーとして「自動運転車」と「人工知能」を取り上げまし…

『チェンジ・ザ・ルール』からわかる「先駆的、新奇的、型破りな考え方」という競争優位性

今回は以下の記事の話の続きです。なるほど、「考え方」というものが「競争優位性」を持つなんて発想が自分には今までなかったので取り上げてみました。 新しい最先端技術や最新鋭の技術には新しい規則やレギュレーションが必要 – 知識の倉庫の整理 上記の記…

音声認識や画像認識等の大人の人工知能と動作やモーション等の子どもの人工知能という分類

現在の世界において、まだ人間と同等レベルの意識や感覚を持った人工知能というのは開発されていません。 何らかの専門分野に特化した人工知能は多く開発されています。ですが人工知能を次のように分類した見方の発想は、今までの自分にはありませんでした。…

「コンフィギュレーション」「コスト削減」「純利益」━階層ごとに異なる言葉

国によって言語の違いとか、文化の違いというのがあるのはわかります。ですが、人間の日々の生活における階層や仕事における階層ごとに言葉や認識が異なる、という発想は今までの自分にはありませんでした。 しかし『チェンジ・ザ・ルール』という本を読むこ…