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知識社会は「生産手段」と「労働力」とが一致した社会であり、法人組織から属人組織へと移行していく

今回は以下の過去記事の続きです。

過去記事では「なぜ企業はここまで規模が大きくなったのか」について書いたのですが、その概要を簡単に書くと

  • 時代が規模の大きい組織を求めていたから
  • 「規模の経済」という言葉があるように組織の規模を大きくすることが、ビジネス上有利だったから、メリットがあったから

ということだったからだと考えられます。

 

今回の記事では、このことによって何が起こったのか、知識社会における組織や個人のあり方について考えていたことを書いていっています。

資本と労働の分離

前回の過去記事では、ちょっとだけ「資本と労働の分離」について触れました。それは産業革命によって工業社会が到来、蒸気という新たな動力源とする大型の機械を開発できるようになったからです。

 

そのような大型の機械というのは大変高価であり、それを上手く利用して製品をつくるには多くの人手が要ります。ですから多くの人々を組織的に働かせる必要がありました。

 

企業というものが、今日における規模にまで大きくなった理由のひとつはこれです。

 

当時こういった大型の機械や工場を所有できたのは、工場で機械を使って製品をつくる労働者ではなく、たくさんのお金を持っていた一部の資本家でした。

 

ここで工場や機械という生産手段を持つ「資本家」と、そこで働く生産手段を持たないが、体や体力がある「労働者」への分離が起きたわけです。

 

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