今回の記事は以下の前回の過去記事の続きとなります。
前回は堺屋太一さんの『組織の盛衰―何が企業の命運を決めるのか』から組織には大きく分けると、「共同体組織」と「機能体組織」というものがあるといったことを書きました。
今回はそのような組織について具体的にどういったものがあるのか、歴史上存在した組織の事例を書いていきます。
本書にはその事例として、大きく次の三つのケース・スタディーが書かれています。
- 豊臣家━人事圧力シンドロームと成功体験の失敗
- 帝国陸海軍━共同体化で滅亡した機能組織
- 日本石炭産業━「環境への過剰適応」で消滅した巨大産業
これら三つの事例における組織がなぜ繁栄したのか、そしてなぜ衰退、そして消滅していったのかという点について非常にわかりやすく書かれています。
「なるほど、そういった視点で過去の事例を見るのか・・・」と思わず唸らされました
今回はこれらの事例について思ったことを書いていってみます。