VBAを長く勉強していると、Excel、AccessだけではなくOutlookでの処理も自動化できないか考えるようになってくる人もいるでしょう。例えばあるユーザーのOutlookで、フォルダ内に数万以上のメールが溜まってしまう人もいます。
そのような状態になるとOutlookの動作がやたら重くなりますし、何らかの特定のメールを検索するのも大変です。ですから、もういらないメールなどは削除ボックスへ移動させようと思う人もいるでしょう。
1個のメールボックスだけだったら手動でも良いかもしれませんが、Outlook内に数十個、数百個のフォルダがあって、そのフォルダ内に大量のメールが溜まっている人もいるかもしれません。それらのフォルダ全部から手動で削除ボックスへ移動させるのは大変です。
場合によっては手を出してはいけないフォルダもあるかもしれませんし、何らかの条件に一致するメールだけは移動させてもよいといったフォルダもあるかもしれません。
なので、フォルダが多くなるといらないメールを削除するにも苦労してしまう場合もあります。そのような場合にVBAで特定のフォルダから特定のメールだけを特定のフォルダへ移動させることができたら便利です。
今回はそのような処理ができるOutlookVBAの簡易的なコードを説明していきます。