人間とはどうしても長期的視点ではなく、今現在の目に見えているものや短期的視点だけで物事を判断してしまいがちです。
例えば企業において売上を上げるために、1時間あたりに処理できる量を増やすという発想ではなく、働く時間を増やすことで処理する量を増やそうとしてします。
ですが、1日は24時間しかないのでそのような体力勝負ではいずれ上限につきあたります。
このように人々が俯瞰的、長期的視点ではなく、局所的、短期的視点で物事を見るようになるとどうなるか、という点で考えさせられたことがありました。
それが『最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か』の中に書かれていた「共同食卓の悲劇」と言われるものです。今回はこのことについて書いていってみます。